現在、和牛・F1あわせて3,000頭余りを2ヵ所の農場で繁殖・肥育しています。

「攻撃は最大の防御なり」を座右の銘としている私は、平成5(1993)年ごろから種雄牛の凍結精液を保有し始め、現在ではかなりの種類の精液を活用した繁殖ができるようになりました。

「北国7の8」「安福165の9」「紋次郎」「福栄」「平茂勝」「美津福」「福谷福」などの凍結精液を保有しております。

この凍結精液を活用して1本の貴重な精液から約7個の受精卵を作るために、平成12年10月には自ら北海道でF1雌牛23頭を購入し、JA全農ETセンターに持ち込みました。

新鮮卵による受精卵移植を依頼し、安定期を待って千葉県に移動させております。

この他、凍結受精卵を千葉の農場で雌牛に移植する事業にも挑戦しています。

さらに平成15年3月までに30頭の北海道での受精卵移植を予定しています。

「受精卵を移植した牛には無事に妊娠しててほしいよ」と言うのがF1雌を繁殖資源として活用したいという幣社の思いです。